高齢者は自分に合った睡眠時間を見つけましょう

先日厚労省から「健康づくりのための睡眠指針の改訂について(案)」という資料が発表されました。

前回の睡眠指針が2014年ですから、ほぼ10年ぶりの改定です。
ちなみに、前回の睡眠指針では「睡眠12か条」として、次のような睡眠指針が提唱されています。

~睡眠12箇条~

第1条.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
第2条.適度な運動、しっかり朝食ねむりとめざめのメリハリを。
第3条.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
第4条.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
第5条.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
第6条.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
第7条.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
第8条.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
第9条.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
第10条.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
第11条.いつもと違う睡眠には、要注意。
第12条.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

厚労省資料より

太字は筆者ですが、大まかにいうと、朝は決まった時間に起きて、「運動」や「朝食」で睡眠と覚醒のメリハリをつけ、昼間に眠くならない程度の自分に合った睡眠をとりましょう、という感じでしょうか(リンク先の資料に詳しい解説があります)。

 

今回の「睡眠に係る推奨事項(案)について」は、上記に加え、これまでの研究結果を踏まえた年代別に睡眠に係る推奨事項の設定を提唱しています。

 

それをざっくりまとめると、各年代の推奨される睡眠時間はこんな感じです。

1-2歳児・・・11-14時間

3-5歳児・・・10-13時間

小学生・・・9-12時間

中学・高校生・・・8-10時間

成人・・・毎日6時間以上睡眠時間の確保を推奨

他方で、高齢者はどうでしょうか。実は高齢者については

個人の体調や生活状況に合わせた睡眠時間、床上時間を見つけることを推奨

とのことで、特に何時間という推奨時間はありませんでした。自分の生活リズムにあった睡眠を取りましょう、ということでしょうね。

まだ「案」の段階なので、今後改定版が正式に公表された段階で、詳しい解説資料をみることができると思います。

 

今日の終活

我が身を振り返ってみると、僕の場合はまあまあ6時間は寝ているので一応クリア(理想は7時間)。子供はみていると8時間は継続的に確保できてない感じなので、もっと早く寝させないとだめですね。他方で、実家の高齢の親はたまに夜更かししてるようですが、まあ、好きに寝て好きに起きればいいということで、クリアです(笑)。

皆さんはいかがでしょうか?