1万人の第九が始まりました(その4)

今日は雨がちな天気でしたが、外出時間はほとんど雨にあたることがなくラッキーでした。最近は関西でもたまにゲリラ豪雨があるけど、結構今日みたいにギリギリでかわしてることが多い。ということは、自分は晴れ男じゃあないけど、少なくとも雨男ではない気がする。知らんけど(笑)。

というわけで、1万人の第九の話にもう少しだけお付き合いください。

 

1万人の第九はコロナ禍でよく頑張った

コロナ禍で一番影響を受けた業界の一つが音楽業界、とくに声を出して歌う歌い手の業界であることは間違いない事実だろう。

合唱業界ももちろんその一つ。

プロ・アマ問わず、合唱の歌い手や、合唱指導を生業としてる先生たちがいかに苦境に陥ったかは想像するに余りある。実際に生の声も聞いている。

苦肉の策として「マスクをして歌う」という、コロナ前なら滑稽すぎて笑い話にもならないような行為を、断腸の思いで選択した合唱業界を誰も責められまい。

いわんや、1万人という大規模な合唱をや。

というわけで、1万人の第九イベントをコロナ禍の中でもなんとか続けるべく、2020年から、運営側は知恵を絞って次のような施策に出た。

・本番の参加者を大幅に減らす。確か2020年、2021年は完全オンラインだった。
・その代わり、多くの人に動画を投稿してもらって、技術スタッフが編集でうまく合唱になるようにつなげ合わせ、疑似合唱を作った。
・2022年から会場でのレッスンが復活したと記憶しているが、その際も、レッスン前には抗原検査が課され、「マスク」「ネックファン」を必須とした。これは、マスクで飛沫を防ぎ、ネックファンでエアロゾルを上空へ飛ばす、という作戦だそうだ。
・本番は、予め投稿された動画と、数少ない本番の出演者の合唱と、オンラインの合唱の動画を、おそらく信じられないぐらい高度な技術で、佐渡さんの指揮に合わせてシンクロさせた。

これらの試みが成功したかどうかは、この間参加していない僕にはわからない。しかし、1万人の第九を中断しない、という確固たる意志をもっておそらく寝る間も惜しんで奮闘したスタッフの努力には心底頭が下がる。

そのようにして、2021年、2022年と1万人の第九は規模を縮小し、「オンライン」「マスク合唱」「ネックファン」を継続しつつも、第九の灯火を守りきった

そして、今年2023年。いよいよ待望の1万人完全復活だ。

 

でも、やっぱりマスクとネックファンはなあ・・・・

ということで今年から完全復活の1万人の第九ですが、現在のところ、まだ「マスク」と「ネックファン」は必須になってます。

「マスク」と「ネックファン」が第九の灯火を守った立役者であることは認めつつも、でも正直なところ、できれば本番までに解消して欲しい、というのが本音です(運営側はコロナの状況を見て解除もありうるとしているので僕は密かに、いや大いに期待している)。

 

しかも、先日の初回レッスンで久しぶりにマスクをし、初めてマスク合唱を体験したのですが、息継ぎをするたびにマスクが口に張り付いて歌いづらいったらない。

こんなものを付けてどうやってみんな歌ってるんだ、と不思議に思ってたら、第九仲間が、マスクの中に入れるインナーフレームの存在を教えてくれた。

さっそくダイソーで探して買ってきました。

 

が、やっぱりマスク外させて欲しい・・・

マスクに比べてネックファンは慣れれば存在を忘れるし、涼しいし、まあいいか、と思ったりしますが、でも本番でこれを付けてTVに映るのはなんだかなあ・・・(まあ映ることは稀ですけど)。

 

なーんて、そんなことは承知で申し込んだ以上、文句を言うのは筋違いなので(だいぶ言ってますが^^;;)、解除されることを期待しつつ、これから12月までマスク合唱を頑張ろうと思います。

(ちなみにレッスン会場ではネックファンは必須、マスクは「推奨」とされていますが、マスクをしない人はある種隔離されるそうなので、今のところノーマスクは1人も見かけません)

 

というわけで、1万人の第九についてのエピソードはまだまだなんぼでもありますが、きりがないのでまた次の機会に譲ります。

明日は別の終活ネタで。