来年1月からマンションの相続税・贈与税の評価額の計算方式が新しくなる、という話は以前にもしました。
この話が通達で正式に決まったようで、来年度からマンションを相続・贈与するときの評価額を市場の6割に近づける計算が噛まされることになりました。
具体的な計算方法は国税庁のサイトに出ています。
ただ、これ読むのがめんどくさくって・・・(;´Д`)
そこで、エクセルで簡単に計算できるように、今最も熱い相棒、ドラえも〜ん、でなくチャットさ〜ん、ことChatGPTにそのまま聞いてみました。
上記は国税庁の「評価乖離率」の算式部分からそのままコピペしたもの。
すると・・・
一瞬で解読してエクセルの計算式を表示してくれました!
ただ関数が日本語のままになっているところがあったので・・・
この5つの計算式をこのままコピペすれば大丈夫なはず!
「評価水準」については「1÷評価乖離率」なので簡単。
「区分所有補正率」の算式もお願い。
こちらもコピペするだけでOKのはず!
というわけで、エクセルの表にしてみたのがこちら。
ベージュ色のセルに上記「評価乖離率」の5つの式と、「評価水準」、「区分所有補正率」の合計7つの計算式を各々入れています(変数はそれぞれ該当のセルを指定)。
これで計算があってればOKのはずです。
ところが、そのまま入れるとどうも計算が合わない。
よーく調べたら、「評価乖離率」のAとDの算式で△の部分(マイナス)がプラスになっていました。このあたりはやはりまだまだチャット君の答えに間違いがないかの検証は必要なようです。
なお、上記エクセル表、白いセルの部分には各自のマンションの数値を入力します。上記エクセルのサンプル例はこんな感じ。
① 築年数10年
② 30階建の25階に居住③ マンションの敷地面積が5000㎡(登記簿で確認)
④ 敷地権の割合が1/100(登記簿で確認)
(したがって敷地利用権の面積は5000/100=50㎡です)
⑤ 専有部分の面積は100㎡(登記簿で確認)
⑥ 土地の路線価は1㎡で300,000円(路線価図で確認)
(したがって土地評価額は50*300000=15,000,000円です)
⑦ 建物の固定資産税評価額は15,000,000円(納税通知書で確認)
したがって、今年までの評価額だと3000万円のところ、来年からは5000万円超え!
残念ながら大幅に上昇することに・・・
(たぶん合ってるはずですが、間違ってたらすみません)
おそらく殆どのマンションは評価額が上昇するといわれていますので、今年度末までの駆け込み贈与が増えそうな気がします(ただし、相続時精算課税制度を使う場合は確実に節税できるかは微妙)。
今日の終活
以上、国税庁のHPから新方式の計算シートをChatGPTとエクセルで作ってみたという話でしたが、実は国税庁からまもなく誰でも使える簡易な計算ツールがでるそうなので、あんまり意味はないという・・・(;´Д`)
ま、話題のChatGPTをこんな感じに利用できますよ、という一例としてご覧いただければ幸いです。
ChatGPTをはじめとする生成AIは我々の生活を一変させる可能性があると言われています。我々終活世代も最新テクノロジーに苦手意識をもたずに積極的に利用して、生活を便利にしていこうじゃありませんか。