MOVIXあまがさきにて鑑賞
先日封切りされたアクション映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」。
スマッシュヒット米映画「ジョン・ウィック」シリーズの4本目。本数を重ねるごとに売り上げを伸ばし続ける稀有なシリーズで、この4作目はシリーズ最大のヒットだそうな。
ジョン・ウィックというのは本作の主人公である暗殺者の名前で、「スピード」や「マトリックス」で有名な米俳優キアヌ・リーヴスが演じている。
監督はチャド・スタエルスキという米国人の55歳(僕よりひとつ下だ)。先の「マトリックス」でキアヌ・リーヴスのスタントマンを務めていた人。「ジョン・ウィック」(2014)で監督デビューし、この4本目までをすべて監督、瞬く間にジョン・ウィックをヒットシリーズに育て上げた。
ジョン・ウィックシリーズのあらすじを簡単にいうと、引退した伝説の暗殺者(ジョン・ウィック)がふとしたきっかけで裏社会に復帰するも、裏社会の政府(主席連合)に追われる立場になり、ひたすら暗殺者同士で殺し合うという話。正直、ストーリーというストーリーはない。
特段複雑なプロットもなく、観客はただ単に主人公のアクションに次ぐアクションを眺めているだけ、という映画だ。なので、アクションに関心のない層には全く勧められない。
しかしながら、僕らのように子供の頃からブルース・リーやジャッキーチェンに憧れ、ダーティ・ハリーやマッドマックスでワルを制裁するダークヒーローに声援を送り、マトリックスやリベリオンで派手なガンアクションに唸った世代からすると、カンフーアクションとガンアクションが高次元で融合したこの「ジョン・ウィック」シリーズは正に大好物な映画なのだ。
アクション映画好きのご同輩で、まだこのシリーズ未見の方は、アマゾンプライムビデオなどの動画配信を上手く利用して、全シリーズをご覧になってみてください。「見たことのないアクションの釣瓶打ち」でドはまりすること間違いない。
さて、本作の内容については語りませんが(語るような内容がない)、単なる前作までのアクションの繰り返しでないことだけは言っておきましょう。「おいおい、まじか」と思わず呟いてしまうことうけあいです(しかも連続で)。
あと、本作はいちおう最終作となっているけど、これだけのヒット映画なので、おそらく続編が作られるのは確実でしょう(エンドロール後に注目)。
勝手に評価
本作、ジョン・ウィックシリーズが近代ガンアクション(格闘技とガンアクションのハイブリット、ガン=フー)の頂点であることは間違いない。しかも、主演のキアヌ・リーヴスが59歳、キレッキレのカンフーアクションで魅せる香港映画の大スタードニー・イェンが60歳、ソードアクションが映える真田広之が62歳と、全員アラ還なのに、動く動く。我々終活世代に活を入れてくれます。
★★★(ドニー・イェンが特にかっこいい)
★★★★ 4/5点 誰にでもおすすめ!
★★★ 3/5点 一見の価値あり
★★ 2/5点 お暇なら
★ 1/5点 時間の無駄